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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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神ってる(Aino SPINOFF)

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其の① 柴犬サクラ



「やーめーてー木田さーん!」
愛音がそう叫ぶ。
私は柴犬のサクラを膝に抱き、
「サクラ。かわいいなぁ。おぉーサクラサクラサクラ」
と体中を撫で回していた。
「木田さん! 嫌がってるでしょ」
「そうか? どうだ? どうだサクラー」コチョコチョコチョ。
「何してんの!? もう。木田さん、そんなんしたら、固まってるじゃない」
「でもカワイイんだよね~。おー、ヨシヨシヨシ」
「だから、木田さんって!」
サクラは、ひょこっと私の膝から立ち上がって、愛音の方へ逃げようとした。
その瞬間愛音は、犬に向かって両手をのばし、
「こっちにおいで、木田ー!!!」
???言い間違い。