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半純血のタイヘイ蔵書
半純血のタイヘイ蔵書
novelistID. 68473
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マフィア兄弟は人助けをしてはいけないのでしょうか ~プロロー

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『バレたかしら?フフッでしょ?
もっと褒めていいのよ?』


「ていうか それ調合してる時に思いついたのか?元々知ってたんじゃなくて? 俺の勘だけど」

『お兄様の勘は当たってるわ。何時何処でお兄様が怪我するか分かったもんじゃないもの。』


「ハハハ・・・さすが魔法薬特別功労賞受賞者だ

「あ、俺も一応貰ったんだっけな」

「魔法薬じゃなくて魔物盗伐(魔物の討伐、その魔物からアイテムの
剥ぎ取りを行う用語)の方だけど」

『もう、お兄様?頭は大丈夫かしら?盗伐の方でも凄いのよ?忘れちやダメよ?』

「そうかなあ・・・ 誰かがやらなきゃ学校倒壊してたし、そうだ学生時代の話でもするか」

『あの頃のお兄様は本当に自分の事なんて二の次でしたわよね?』

『毎度毎度悲しい気持ちになる私の事も考えて欲しかったですわ…』

「それは・・・本当に悪かったと思ってる あの頃は他人が傷つく事の方が怖かった 
でもうすうす気づいてはいたんだぜ 全部終わった後も桃花や友達が
悲しそうな顔してるの見て・・・

「それがあれに繋がっちまたからな」

『...でももう過ぎたことですわ、これからはもっと自分を大切にして欲しいわお兄様。』


「ああ いつもありがとう桃花

ってもう家についちまった」

さ、もう夕食にしましょう?
私が...今日は作りますわ。何か食べたいものはある?

「そうだな 無理言っていいか 今日の昼飯と同じ奴作ってくれ」

「ん、作れるか分らないけれど...頑張ってみますわ...楽しみにしててよ?お兄様」


「おう!」 いつもの席に座って子供の様に目を輝かせる塔屋 
(我ながらこういう所は子供の時と何も変わらないな)

『~♪』楽しそうに料理をしながら鼻歌を歌ってる桃花
『...よしっ、できましたわ、お兄様。...うまく出来たか分らないけれど...』(不安そうに)

(上手く出来たの分かっててやってるな) ま、いいか そういう所も好きだし・・・ 
「いっただきまーす うん♪」

「昼飯の時よりも上手いかも また腕上げたか?」

『本当!?良かった...私、もっと上手くなりますわ!次も美味しいって言ってもらいたいの!』

「もっと上手くなるし、次もおいしいから心配するな さってそろそろ寝るか・・・
今日も色々あったしな ま、大した用向きでもなかったし、妹と一日いられて俺は幸せだけどね」
 あくびをして少し目がボーっとする (寝起きと眠る前は弱い設定)

『そうね...私も...眠くなってきたわ(ウトウト)...おやすみなさい...また明日』

これはマフィアの兄弟が悩み、傷つきながらも答えを出し続けていく物語