For My Angel
線香花火
夏が来ると思い出す 風に揺られた君の香り
見上げた空にほうき星 お揃いの想いと流れてった
川沿いでふたりぼっち 線香花火をしたね
だけどすぐに消えて落ちた それはあの恋に似ていた
午前0時 君の影を探す 薄暗い街灯だけを頼りに
お月様は雲の後ろでかくれんぼ 見えない影はどこ?
川沿いでひとりぼっち 線香花火をしたら
ほんの少し光を放つ それは希望に似ていた
切なくて 苦しくて 愛しくて
僕は今でも君と描いた 夏の色を追いかけています
今でもあの夏の日は 線香花火が咲いて
とてもとても綺麗なんです だけど隣に君は居ない
今夜も線香花火は 色褪せた思い出を呼ぶ
どこか君の香りがした ひとりぼっちの夏の夜
作品名:For My Angel 作家名:清家詩音