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紀之介
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お合いこよ!
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「ふぁぁああぁぁ~」
ついに、大欠伸をする景冬君。
間髪入れず 正面に回った明夏さんは、大きく開いた口に 自分の人差し指を突っ込みました。
気配を感じた景冬君が、薄目を開けます。
(─ こいつは、何をしてるんだ?)
閉じそうになるのを口を、頑張って開けたままで保持。
(早く、指を引っ込めろ!)
ニヤニヤするだけの明夏さんは、一向に指を引っ込める気配がありません。
(何でこいつは、指を引っ込めないんだ!!)
作品名:
お合いこよ!
作家名:
紀之介