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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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このコーヒーを飲み終えたら

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ドアの隙間から、朝日が差し込む明るい室内に目をやると、
(あ、あれは)
勉強机の上に置いてあるメール便の箱を見つけた。
 達也は、慌てて室内に入り、机の上の箱を掴んだ。しかしそれは開封されていて、中身は空だった。すぐに荷物の差出人を確認した。
(本城奈美恵。間違いない彼女だ。日付も先週のもの。・・・・・・間違いなく本城奈美恵から隆志にプレゼントが送られてきている。じゃ、隆志は生きているのか? じゃ慰霊碑に刻まれた名前は何だったんだ!?)
そう思いながら、部屋の周囲を見渡したが、箱の中身らしきニット帽は見当たらない。
(本城奈美恵から送られてきたプレゼントはどこ? あの銅像のと同じ・・・)
 達也はハッと顔を上げた。カウンセリングのメンバーは、どうしているのか。
(町田先生に確認すれば判ることだ)
そのまま、家を飛び出した。