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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
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おしゃべりさんのひとり言【全集1】

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その26 アクセス数を上げるコツ



皆さま、日頃より、拙作のご愛顧、誠に有り難く存じます。
小説投稿を初めて、早4年が過ぎ、私の趣味として、また日常のストレスから解放される手段として、欠かせないものになっております。これはひとえに皆様から、コメント、評価いただけることが励みになっている事に他なりません。

さて、そもそも私は小説を書きたい欲求はゼロの人間でした。仕事で大量の文章に目を通すのも鬱陶しがる性格で、メールくらいの文章なら日常的にタイピングするものの、日記など付ける気にもなりませんでした。ひょんなきっかけからある出来事を思い出し、メモを取っているうちに、この心境を誰かに打ち明けたいと思う様になって、小説化に挑戦し、処女作として投稿したところ、思わぬ反響があり、それが癖になったという次第です。

以前、読者様から、「アクセス数上位を維持するコツ」について質問されたことがありました。
 
それまでは、まだ日に数件のアクセス数でしたが、それが続くと人気作家ランキングにも名前が上がって来るのですが、どういった理由でそこにランクされるのか、全くわかりませんでした。
上位作家様のページの評価コメントを読んでいると、同じ方のコメントが多く、ファンが出来ているんだなと思いましたが、私にはフォロワーのような方はいませんでした。
それで以前、人から頼まれて書いていた旅エッセイを投稿していたブログに、数十名の読者様が付いていましたので、その原稿をすべて「ノベリストに引っ越します」とコメントを残したところ、ある日突然、私の処女作『聞く子の約束』のアクセス数が増えました。馴染みの常連さんが見に来てくれたのでしょう。途端に人気作家ランキングでも上位に上がり、私はこれを機に立て続けに、短編を投稿しました。
不慣れな創作に何を書いていいものか判らず、子供のために書いた絵本の原稿や、昔経験した怖い話など、今考えたらつまらないものを題材にしたものだと思います。
その内、読者様の好みやノベリストの年齢層による人気作の傾向が分るようになって、私が書きたいというより、皆様に読んでいただきやすい作品をモットーに創作を続けました。はじめの内はアイデアにも乏しいので、過去の経験談や、人から聞いた面白エピソードを原稿に起こすことで、ストーリーに工夫などありませんでしたが、今ではそんな作品のアクセス数の方が圧倒的に多い現状です。恐らく生々しさが伝わりやすかったんだと思います。
しかし、すべてうまく書き上げられているわけではなく、非公開のまま投稿出来ずにお蔵入りしている作品も、10作以上あります。

最近はハリウッド映画のように起承転結に拘らない作品が、スピード感があっていいと思うようになりました。ストーリーに拘ると、もったいぶって結果を先送りにしがちになり、読むのを諦めてしまう方が多いようです。なので、細かくオチを付けたり、次から次へと話題を変えたり、場面を変えたり、読者様を飽きさせない工夫をしています。
決してオチに向かって進むわけでもなく、突然の幕引きも、続編の期待が高まるのではと思い多用しています。
あと、知り合いにノベリストを紹介すると噂が広がり、その後暫くはものすごくアクセス数が増えます。そのタイミングで新作を投稿して、ホットな状態を維持することを心掛けています。
短編を細かく投稿して作品数を稼ぎつつ、長編では何度もアクセスして読んでいただき、アクセス数につなげることも一つの手法です。

気が付けば、常に人気作家ランキングではトップ10の常連になり、作品は各ジャンルランキングの上位に定着するようになりました。
私の手法では、ノベリストにおいてトップランカーに成れても、他のメジャーな投稿サイトでは、どうなるか自信はありません。私は小説投稿を私的な趣味として楽しんでいますので、今後もノベリストで活動を続けていきたいと思います。
 
ちなみにこの経験が役に立って、仕事の求人広告を書くのがうまくなりました。
以前は年間100万円以上かけて求人を出しても、ほとんど反応がないということを経験していましたが、今は相手の興味をそそる文言、例えば、
「仲はいいけど飲み会はない!」
とか、
「スピードは求めない。丁寧に正確に作業してくれる人なら、一生うちで働いて!」
と言うような文言で、応募が殺到するようになりました。
求人サイトの中でも注目企業のトップ10に入っていたのが面白いです。