【詩集】 蒼い風
永遠に夢を
たとえ二度と会えないとしても
たとえ二度とその声を聞けないとしても
あなたを愛し続けることだけは
どうか許してください
私がことばを紡ぐのは
すべてあなたのためなのです
たとえあなたが私の声を聞かなかったとしても
どこかで気づいてくれるかもしれないと思いながら
たとえそうでなくても
誰かを通して伝えられたら
ただそれだけでいいのです
だから、ずっと好きでいさせてください
たとえ生きているうちにそれが叶わなかったとしても
わたしはこの想いを秘めたまま闇に消え去ります
それでいいのです
すべてを忘れてほかの誰かを愛するくらいなら
二度と生まれ変わりたくはありません
もしもあなたが生まれ変わって
そのときにわたしを求めてくれるなら
どうかわたしを呼んでください
それまではどうか
静かにあなたの夢を見させてください