心のまま
わが家
子どもたちが 幼い頃
学校へ行っても 遊びに行っても
夕刻には わが家へ そう私の元へ 帰ってきた
それが 大人になると
もはや この家は 遊びに来るところとなり
それぞれのわが家へと 帰って行くようになった
それは 当たり前のこと
独立した生活を営む姿を見られるのは 喜ばしいこと
わかっているが どこか寂しい
そして 思ってしまう
元気に子どもたちが帰ってきた あの頃のわが家が 懐かしい
笑顔で私の元へ帰ってきた 子どもたちが 愛おしい
年を重ねての そんな感傷
心の中の わが家で
ひとり 思いにふける