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降水確率は100%

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「何で降ってるんだ。」

 放課後の教室。

 窓の外で かなり本格的に降っている雨に、繁晴君は抗議しました。

「今日は降らないってテレビが断言してたから 傘なんか持ってきてないぞ!」

 隣に立っていた一子さんが苦笑します。

「それ、何処の天気予報よ」

「お前も観てる筈の あの番組」

「確か…今日の午後の降水確率は100%だって言ってたけど? 私が観た予報では」

「そんな筈は ない!」

「朝は 半分ボケてる繁晴君が…」

 一子さんは、意味ありげに耳打ちしました。

「全国の天気予報のコーナーで見た、他の地方の天気と勘違いしたに、1票」

「…あ。」

作品名:降水確率は100% 作家名:紀之介