堕落ですね
「おめでとうございます!」
近所の道を歩いていた僕は、背後から声を掛けられた。
「あなたは<天上界>で、<至高の存在>から恩寵を受ける権利を得ました」
「へ?!」
訳が解らず固まっていると、名刺を差し出される。
「申し遅れました。私 序列123位の<天上使>です」
「あのー」
僕は、受け取った名刺から、目を上げた。
「死後の審判で不合格だったから、僕は この<中間界>にいるんですが…」
「承知して おります」
「じゃあ、何で?」
「あなたは、補欠救済の対象となったのです」
「…は?!」
近所の道を歩いていた僕は、背後から声を掛けられた。
「あなたは<天上界>で、<至高の存在>から恩寵を受ける権利を得ました」
「へ?!」
訳が解らず固まっていると、名刺を差し出される。
「申し遅れました。私 序列123位の<天上使>です」
「あのー」
僕は、受け取った名刺から、目を上げた。
「死後の審判で不合格だったから、僕は この<中間界>にいるんですが…」
「承知して おります」
「じゃあ、何で?」
「あなたは、補欠救済の対象となったのです」
「…は?!」