L K 3 「フェニックス」
まえがき
『人類vs機械』
人間は自分達が作った機械に滅ぼされる。これは、本当に使い古された設定である。
コンピューターを開発した時から、このテーマはいつの時代でも、人々の好奇心をかき立ててきた。
AI(人工知能)は人の脳の処理速度を超え、チェスの世界チャンピオンにも勝る結果を出した。そしてその性能は戦争に利用され、的確に早い判断を下し、標的を破壊するようにもなっている。
恐らく人類は、それらを制御できる(だろう)。自らが作り上げたものだから。暴走を食い止める手段も理解しているから、心配など必要ない(だろう)。
しかし、仮想現実の世界のAIが、現実社会に攻撃を仕掛けてきた時、その防御法など想定されているはずもない(だろう・・・)。
作品名:L K 3 「フェニックス」 作家名:亨利(ヘンリー)