『謝恩会』を書き終えて
ふぅ、珍しく真面目な文章書いてしまった。
〜
〜〜
〜〜〜
「待った待った。ちょっと待ったぁぁぁ!」
――はて。何が「待った」なのでしょう。この声はもしや?
「ちょっと、88さん。そんな終わり方されたら、あたしってとんでもなくテキトーな人と思われるやないですかぁ(怒)!」
おやおや。毎度のことですがまた本編に出てきましたか、悠里くん。
フォローして言うけど、アナタはまだ未完成だから、これくらいの抜け目があった方がいいんですよ。ほんで、作者がいい加減なのに繊細なキャラになるはずないでしょ。それにアナタ、自分で大雑把ではないと言い切れますか?
「ぐ……ぐむむ……確かに」(照れ隠しでこめかみポリポリ)
げっ……、そこで納得されると八馬も少しゲンナリ。
そもそも物語の主人公が出来すぎて、もしくはインテリでイケメンでどうする。そんな作品って武勇伝でしかないやんか。それって近くの国の将軍様みたいで読んだって頷かれるだけで共感はないでしょ。
「うっ……(反論できない)」
あの有名なロボマンガ(←青いずんぐりむっくりのヤツ)だって主人公が眼鏡のピンとこない少年だからウケるのですよ。これが自慢話しかしないクラスメートの金持ちのボンやヒロインのライバルである優等生ではとてつもなくツマラナイ。
「例えがめちゃくちゃやけど分かるぅ(←めちゃくちゃって言わない!)、それ。私も眼鏡で一緒やし」
…ツッコむところそこ?(確かに悠里は眼鏡さんです)とにかく、主人公は未完成だからこそ感情移入があるんだって。
アナタ知らないから教えてあげるけど、これまで読んでくれた方からは「悠里ちゃん、頑張って」って応援されてたんですよ。
「へぇ、そうやったんですか。じゃあこれからも私倉泉は一生懸命、でも大雑把でいきまっす(力説)」
――そんなこと言ったらお姉ちゃんに怒られるよ。
作品名:『謝恩会』を書き終えて 作家名:わたなべめぐみ