L K 2 「希望と絶望の使者」
まえがき
『101匹目の猿』
それは、離れ小島に住む猿たちが、海を怖がって近付かなかったにも拘らず、ある日、好奇心を持った若い猿が、海に落ちた餌を拾って食べた。
それをきっかけに、海水で味付けされたそれが美味しいと知ると、その若いサルは海を怖がらなくなってしまった。
その行動をその島のすべての猿たちが真似て、海に入るのが当たり前になった頃、まったく別の島にいる猿たちが、同時期に何の前触れもなく、突然海を恐れなくなり、海に入りだしたことが観測された不思議な現象を言う。
作品名:L K 2 「希望と絶望の使者」 作家名:亨利(ヘンリー)