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藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
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グレイ家の兄弟 Captive Brothers

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 そのときだった。すさまじいプロペラ音を響かせながら、1台のヘリコプターが飛んできた。突然のヘリの登場に、全員が上空を見た。
「わっ、何だ!?」
「ヘリが来た?」
「何カ来タワ!」
 ヘリを操縦していたのは、ドクター・フリックだった。その中には、彼の助手のアメリ・ウェンとヒラリー・ヤンも居る。
「ドクター・フリック、あちらでス!」
 アメリが指差した方向には4本の杭が立っている。ドクター・フリックは、アメリとヒラリーに指令を出した。
「ほえほえ、G4を解放するだす」
「はいっ!」
 そして彼女たちは救助用ホースに乗って地上に降りてきた。
「エ?エ??」
「何ナノ、コノ女タチ?」
 予想外のG4サイドの救援者登場に、3体の母ガルーは驚いて動きを止めた。一方、フレディは
「おお」
 と軽く喜びの表情を見せ、ブライアンは安心した顔でうなずいた。
「あれはドクター・フリックのヘリだったのか」
 ロジャーが言うと、ジョンはよかった、と言うような顔でうなずいた。
 アメリはフレディとブライアンを、ヒラリーはロジャーとジョンを手際良く解放した。
「っしゃあ!!ありがとな、アメリ」
「ありがとう」
 フレディとブライアンは、アメリに感謝のハグをした。
「助かったぜ。ありがとうヒラリー!」
「助けてくれてありがとう」
 ロジャーとジョンも、ヒラリーに感謝のハグをした。
「いえいえ、お礼は要らないでス」
「当然のことをしたまでよ」
「ドクター・フリック、どうもありがとう!!」
 フレディは、ヘリの中に居るドクター・フリックに大声でお礼を言った。ミッションを成功させた幼なじみコンビは、救助用ホースの中でほほ笑んで手を振りながら、ヘリに戻った。