幻想歌詞集
朝を呼ぶ歌
~1番~
[Aメロ]
渡り鳥が集まるという嶺へ――
風がひどく啼いた日だった
途切れては続くあの声が忘れられない
[Aメロ2]
遠い国の雨乞い歌のように
何千人という合唱(コーラス)
大地さえ耳を傾けて祈りが満ちる
[サビ]
あの歌できっと朝は来る
閉ざされていた記憶と共に
私は空白の岸辺で彷徨う夜明けを待ちながら
闇が砕ける音を聞くの
そして光は甦る
~2番~
[Aメロ]
もしも愛と自由を失ったら
夢もよどんでゆくのでしょうか
羽ばたかぬ鳥や泳がない魚のように
[Aメロ2]
波は海に 星座は宙(そら)に還る
生まれてきた場所へ還る
眩しさでくらむほどの陽は何処へ消えたの
[サビ]
あの歌がきっと朝を呼ぶ
神々の目を醒ましてくれる
私は真昼の岸辺を心に描いて待ってるわ
闇が和音に狩られたなら
すぐに光は甦る