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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「美那子」 真実 一話

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「なんか自信ないよ」

「大丈夫よ。でも美那子に絶対に知られないようにしないとね」

「あ~なんか気が重いよ」

「こんなことになるだなんて、嬉しいけどなんか複雑な思いがする。そのうち美幸さんに嫉妬したりしておかしくならないようにしないとね。いい歳をしているんだものね、ハハハ~」

「おれの言ったこと気にしているの?」

「もちろんよ。確かに50だけど他の人に比べて若いって自覚していたんだから、傷付いたわよ」

「母さんだって子供のくせにって言ったよ」

「そうね、でもそれは当たっている。女を満足させてから偉そうに言うものよ」

「父さんはどうだったんだよ?」

「ええ?そんなこと言えないわよ。気にすることがあなたの欠点ね」

「欠点?」

「うん、人のことはどうでもいいの。自分に何ができるのかという事に集中した方がいいよ。お母さんを楽しませること考えてよ」

「母さんを楽しませる?満足させろって言っているみたいだよ」

「早く言えばそうだけど、女を歓ばせるのは挿入だけじゃないのよ、解っている?」

秀一郎は母親の言った言葉の意味が良く分からなかった。

「指でするという事?」

「違う!ダメね~本当に。お母さんが秀一郎にして欲しいと思っていることはたくさんある。そのどれでもが嬉しいこと。今あなたにしてあげたことで何か言ってくれた?」

「忘れていた、ゴメン。ありがとう」

「そうじゃないでしょ。親子だけど男と女だからしたことなのよ。ありがとうもいいけどもっと他に言うことないの?」

「他に?気持ち良かった」

「美幸さんの時は何と言ったの?」

「別に・・・恥ずかしいって思っただけ」

「美幸さんは大人ね。同じ歳なのに。あなたのことが余程好きなのね。女心を満たす言葉はありがとうより大好きかな。ハグして大好きって言われると許しちゃうのよ」

「母さん・・・大好きだよ」

秀一郎は強くハグした。
そして美樹の腹に再び大きくなったものが触れた。