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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「美那子」 真実 一話

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狭い風呂の中でくっついていると気持ちが母親と解っていてもおかしくなりそうに秀一郎は感じた。

「母さん、おれね美幸に言われた。女はセックスを満足させて欲しいと思っているんじゃないって。傍に居てくれることが嬉しいことなんだって。それに比べておれは自分が満足したいだけになっていた。美那子とは自制心が働いたけど、母さんには自信がないからもうこんなことはやめて欲しい」

「美那子と最後まで行かなったのはお母さん嬉しかった。美那子は私に似て開放的だからきっと秀一郎を求めたわよね?あなたが大切に考えてくれていたから今があると思うの。でも母と息子は違う。私の気持ちは永遠なの。たとえどのような関係になろうとも壊れたりしない。壊したりもしない」

「母さんが大切なことは誰よりも強い気持ちだって思っているけど、こんなことはいけないよ。継母ならともかく本当の母子なんだから」

「秀一郎とエッチして満足したいなんて思ってはいないのよ。手を繋いで歩いたり、お風呂に一緒に入ったり、お酒を一緒に飲んだり、いろんな話をしたり、美幸さんとのことを聞いたりしたいだけなの。行き過ぎているとは思うけど、あなたのことが好きでたまらないのよ。だからきらいになんてならないで」

「うん、きらいにはならないけど、おれも男だからたとえ母親でも恥ずかしいことを考えたりするのが嫌なんだよ」

「恥ずかしいこと?自然な性欲なんじゃないの男として」

「自然じゃないよ。異常だよ」

「異常か、そうよね。解ったからもうこんな話はやめましょう。じゃあ出て飲み直しをしようか」

「それがいいよ。喉乾いてきたし」

美樹は自分から先に立って浴槽から出た。
振り返って秀一郎を見るとそこには大きくなっていた男性自身が目に入った。自分の裸を見て興奮していたのだと解ると慰めてあげないと可哀そうだとスイッチが入った。

「ダメじゃないのこんなになっているのに黙っていたら」

声を出す暇もなく母親は近づきしゃがむとそっと触れた。三枝のものとは違う愛おしさが感じられた。

「母さん!・・・」

秀一郎が前に感じた美幸と同じことをするかも知れないという思いが現実になった。
そして美幸よりはるかに上手な口使いはあっという間に大量の白いものを吐き出していた。

「早かったわね・・・もう少し我慢出来ないと美幸さんは満足してくれないわよ。女は十分って言うけどそれは本当じゃないの。満足できれば何も言わない。これから少し鍛えてあげるわ」

「そんなあ~母さんまで堪えるようなことを言うだなんてショックだよ」

「ううん、こんなこと誰にも頼めないから私で良かったのよ。訓練だと思えば恥ずかしいなんて思う必要はない。でも交換条件も時々満たして欲しい。何が言いたいかわかるよね?」