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テレビ番組の司会者が消防士の部下への暴行事件の論評で「じょういげだつ　の世界ですから……」と言っていたが、もちろんこれは間違いで、解脱した上位者はこんなことはしない。「じょういかたつ」が正しい。漢字では「上意下達」と書く。たまに耳にする勘違い（思い込み）の一つ。「上意下達」の反対語は「下意上達（かいじょうたつ）」。

「上意下達」
［意味］
主君の心が下々の者にまで行き届くこと。また、組織の上級者や政府の意向が、下級者または民衆にまで行きわたること。（大修館四字熟語辞典）

「下意上達」
［意味］
下々の者の意見や事情などが、上位の者の耳に届くこと。（大修館四字熟語辞典）



　その他、「知恵熱」は「頭を使い過ぎて発熱すること」や「にやける」は「口許が緩んでにやにやすること」などはよくある勘違い。
　また、「募金する」は「無償で金品を贈ること」ではないので念のため。

　この様な勘違いしやすい言葉を使った短編小説の構想を練っている。