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Aprikosen Hamlet ―武蔵野人狼事変―

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生田兵庫「神戸と乃木坂とサッカーを愛する皆さん、こんにちは! 大允生田です。解説は、大森テニス元センターコートの斎宮星見さんでお送り致します。斎宮さん、宜しくお願い致します」

斎宮星見「宜しくお願い致します」

生田兵庫「さて斎宮さん、午前中の豪雪が夢に思えるほど、天候に恵まれた死合になりそうですね」

斎宮星見「ええ、今日も良い天気(ペンキ)ですねぇ^~」

生田兵庫「間もなく、選手の入場です! カメラには、前回の死合で得点を量産しました、日本代表!蘭木訓改め塔樹無敎の姿が映っております」

斎宮星見「そうですね~。塔樹選手は、もう少し落ち着いて殺ったほうが良かったんじゃないかと思いますね。まあ、殺りたくなる気持ちは分かるんですけどね(笑)」

生田兵庫「さあ、死合開始です…おぉっと塔樹選手、スタートと同時に早速ゴールを決めました! 相手チームの選手が、次々と薙(な)ぎ倒されて逝きます!」

斎宮星見「いやぁ^~、こういった死合は興奮しますね~」

生田兵庫「サポーターの心がピョンピョンしております! しかし斎宮さん、遂にサッカーもこういうplayが許される時代になった…と考えて宜しいでしょうか?」

斎宮星見「ん~、違うと思いますよ…本当は、即レッドカードになっても不思議じゃないんですけどね、笛はないですね~」

生田兵庫「さあ塔樹選手、人狼の如き瞳で、次のターゲットを定めたようです。追い詰められた相手チーム、塔樹選手に一斉に襲い掛かりました!」

斎宮星見「まだ試合時間も充分残っていますからね、確実に殺って頂きたいですね~(笑)」

生田兵庫「おっと塔樹選手、ここで周囲を見渡しますが、チームメイトもサポーターも、誰も居ない!」

斎宮星見「本人と食人種以外、中に誰も居ませんからねぇ、誰か中に居れば良かったんですけどねぇ^~(笑)」

塔樹無敎「実況してないで、君達も戦え! 食人種の経験値にしてやろうかっ!」