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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「美那子」 告白 一話

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「ええ?美那子が?考えられないけど、そうね、産んで欲しいと思う。中絶は身体に負担だから賛成できない。それに小さくても命よ。私が何としても育てる」

「友達のお母さんは同じことを言ったの。でもお父さんが猛反対して従うしかなかったみたい」

「お父様は社会的なお立場を気にされたのね。男の人にはそういうところがあるからやむを得ないわ」

「お父さんならどういうかな?」

「難しいわね。でももし中絶させると言ったらお母さんは離婚してでもあなたと赤ちゃんを守りたい」

「ええ?離婚してでも?赤ちゃんが居るのに生活できないよ、現実には」

「美那子は守るべきものを自分の苦労を嫌って手放すというの?」

「そんな事は言ってないけど、現実的には難しいから言ったの」

「秀一郎はこの話はどう考える?」

「ええ?おれに振るのか。美那子の兄としてなら経済的には応援したい。自分が父親だとしたら母さんに協力してもらって産むように言うよ」

「さすが男らしいね。そういうあなたが好き」

「やめろって言っているのに、好きは」

「お母さん、ひょっとしてお兄ちゃんを恋人にしたの?」

「変な言い方して、他人が聞いたら誤解するわよ」

「誤解されるようなことしたんじゃないの?私には気配で分かるの」

「またそれ?母親が息子を好きなのはどこの家でも同じよ。美那子とは同じ女性として姉妹のような気持ちだけど、秀一郎とは親子というより恋人なの」

「恋人?キスとかするっていう事?まさか」

「バカね、たとえよ。そういう気持ちにさせられるという事。あなたも将来男の子が生まれたら解るわ。ちょっと二日酔いが覚めてきた。今夜は久しぶりにお父さんが帰ってくるから夜は一緒に食べましょう。約束よ」

美樹は一週間ぶりに出張から彰が帰ってくるので、そろって食事をしたいと考えていた。そしてきっと夜も求めてくれだろうことも覚悟していた。
昨日秀一郎に服を逃がせてもらっていたら、えらいことになっていたと自分を恥じた。裸を見てもし興奮されたらそれこそとんでもないことになってしまう。

母親と息子のセックスは日本では行われることがある。
逆の父親と娘はレイプでなければ日本では例が少ない。

秀一郎に求められたら許してしまうと思うから絶対に自分から離れないといけないと思ってはいるが、お酒が入ると淫乱な女になるスイッチが入ってしまう。
禁断であろうが鬼畜であろうが自分の身体が求めてゆくのが・・・悲しい。