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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「美那子」 発覚 二話

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「ほら、こんなに出てる。初めて?」

「うん、恥ずかしいよ」

「そんなことないわ。秀一郎さんが私の口に出してくれたことは嬉しいの。だってね、あなたの女になれたっていう事だから」

そう言われると妙に納得する自分が居た。
まだ大きさを保っている秀一郎をベッドに誘うとそのまま美幸は座るようにして、手を添えながら既に濡れている秘部へと誘う。

「アッツ・・・秀一郎さん!」

初めて味わう生温かいヌルっとした感触に再びの硬直が甦ってきた秀一郎であった。
下から見上げる美幸の身体はほぼ完ぺきに見えた。くびれたウェスト、大きすぎることなく張りの良いオッパイ、美那子ほどではないが白い肌、細い足、ただ一か所美那子にはある陰毛が無かった。

旅行の時に露天風呂で見た美幸の裸体を思い出していた。
秀一郎は腰を振る美幸のその部分をそっと手で触れた。ツルっとした湿った感触があった。

「気にしているの?秀一郎さん。生まれたときから無いの・・・処理したんじゃないのよ」

「そうだったんだ。そういう人も居るんだね。気にしないよ」

「ありがとう。大好きな人だから本当は恥ずかしいけど、嫌いにならないでね」

美幸はそう言うと前より激しく腰を前後左右、そして小刻みに上下運動を始めた。
限界に達してきた秀一郎はその事を伝えると、腰を抜いて体を入れ替えるように求められた。
美幸は秀一郎の首に手を回すと、「中に出していいよ」と小声で言った。
反射的に腰を振る秀一郎は直ぐに限界を感じた。

暫く二人は抱き合って動かなかった。
連続二度目の射精で倦怠感を感じていた秀一郎は、自分の早さに恥ずかしさと我慢をしないといけないと思っていた。
美幸がそのことを気付いたかのように呟く。

「ねえ、気持ち良かった。無理しないでいいのよ。今のままで私は十分。秀一郎さんが傍に居てくれるだけで最高の気分なの。本当よ」

「うん、なんか力不足で・・・」

「そんなことない!今言ったじゃないの」

「解っているけど、恥ずかしいんだよ」

「何を気にしているの?初めてだったんでしょ。当たり前じゃないの」

そう言われればそうだと秀一郎は自分を納得させる。
それからは、たわいもない話をして、母親が作った晩ごはんを食べて美幸と別れた秀一郎はすぐに家に帰ることが気まずく感じて回り道をすることにした。