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紀之介
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おはよぉ…
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「かーなー」
朝、教室に向かう階段に足を掛けようとした時。
上方の、壁一面がガラス張りの踊り場には、仁王立ちの綾ちゃんがいました。
「あ、おはよぉ…」
「─ 聞いても良い?」
「え?」
「私達、友達じゃないの?」
「…は?!」
「どうなの!?」
「ちょ、ちょっと 落ちついて!」
私は急いで、踊り場まで駆け上がります。
「とりあえず、教室に行こう。ね?」
困惑を抑えつつ、強引に綾ちゃんの腕を取って、階段を登り始めたのでした。。。
作品名:
おはよぉ…
作家名:
紀之介