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そして、彼はそう続けた。
否定は出来なかった。
彼のビートはボクの『お仕事』を否定した。
だからあれは脊髄反射だったと言っていい。
ミュージシャンとしての脊髄反射だ。
本当の自分はこうじゃない。本当の自分は別にある。
そう知って欲しいと、この人に馬鹿にされたくないと、『ミュージシャン』として見て欲しいと――――
本当に瞬間、そう思ったばかりに、ボクはギターを手に取ったのだ。