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出来れば今日!

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「ずっと私、この箱を持て余していて…」

 私の前のソファに座った愛紀は、テーブルの上の<黒い箱>を凝視していました。

「とにかく…どうにかしたくて。で 相談したら……」

 愛紀の左隣に座っている紀湖が、意味ありげに微笑みます。

「幾らか お金を付けたら、引き取ってくれる物好きがいるかなーって」

「うー」

「実際、いたし♡」

「ううー」

「私…無理強いは してないよ?」

「うううー」

「因みに…湖愛と愛紀と知り合いだったのは、ぐ・う・ぜ・ん だからね」

「…ホントに?」

作品名:出来れば今日! 作家名:紀之介