扉 田舎暮らし
貴方が生きた土地で生きてます
昨日は待ってました
きっと戻ってくると信じて
どう生きたらいいのか
もうわからなくなってきた
安心してね戻ってこなくても
私は貴方が残した者と物
必ず守ります
虹の橋は今日はまだ出ません
渡ったのでしょうか
2019.7.7
鬱な梅雨
絹のような雨は
水たまりを作り真っ青なお空を写す
水たまりから水たまりと流れる
長靴を履いてトントンと飛ぶ
お空が飛んでいく
青空も木々も電線も水滴になる
後には半円を描いて虹が残る
幼い日の思い出が田舎道にはある。2019.7.7
019.5.12
雲に隠れた思うと片目ををつぶりながら
また顔を出すお月さん
時々見えるシリウスの星
今晩は雲が流れるね
芝生にお座りをして夜空を眺める
今夜は風が冷たいね
隣の王子(柴犬)を抱き寄せる
暖かい感触が手から伝わる
貴方の星よ(犬星)
夜空に顔を上がる
頬ずりしながらお目を天に向ける
田植えをしたばかりの田を
夜風が渡り冷たく頬を過ぎる