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てっしゅう
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「熟女アンドロイドの恋」 第十八話

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内藤と梓は寝る時間を惜しんで対応を話し合っていた。
一つの結論が片方の都合を阻害する。両方の都合を叶えることは内藤にとって念願の研究成果を遠のける判断となるかも知れない。

ニューイスラエル国家は国境という線引きがあいまいになっている。
それは西側が海、それ以外の地域は砂漠という立地だからだ。
内藤はもし海から国外に出ればアフリカ大陸までなら遠くないと考えた。ジャングルやサバンナの中で追及を逃れることは容易なことかもしれないと思えた。

「梓、何とか伝手を頼って国外に出られないだろうかって考えているんだ」

内藤は思いをそう伝えた。

「ええ?国外に?逮捕されるわよ、そんなことしたら」

「最終的に受け入れてくれる国と交渉がまとまるなら、安全な場所まで移動できれば大丈夫かと考えている」

「受け入れてくれる国ってどこのことを言うの?」

「日本に対してものが言える国で無いと目的は果せない。アラビア国内でニューイスラエルに対して良く思っていない勢力に接触できれば、協力してくれるかも知れないというのは危険だろうか?」

「エイブラハムさんを裏切ることになるのよ。どれだけお世話になったと思うの?出来ることじゃないわ」

「ずっと考えていて思うんだ。おれの拉致の時も、ストリーツカとの交渉でも、協力的な対応をしてくれているけど、何か引っかかるんだよ。それはハッキリとは分からないけど、エイブラハムさんが関わっているからこそ、成し得ている部分と、進まない部分がある。つまりね、最初から私の研究を支援していてくれている裏側に大きな秘密が隠されているのではないのだろうかということなんだよ」

「大きな秘密?それってもしかしてあの事故のことを差しているの?」

「うん、そう考えれば私を魔王に紹介したのもキミに会わせるためだったとは思えないか?自宅に来ればいいとの誘いもそう考えると、決して親切心とかではないと思う」

「私があの事故の生き残りだということをエイブラハムさんは知っていたというの?」

「枇々木という苗字を聞かされれば気にするだろう?」

「ええ?父とどういう関りがあったと考えるの?」