第六章 飛翔の羅針図を
メイシア・ハオリュウの父。
斑目一族の別荘に囚われている。
[繁華街]
シャオリエ
高級娼館の女主人。年齢不詳(若くはないはず)。
外見は嫋やかな美女だが、中身は『姐さん』。
元鷹刀一族であったが、イーレオの負担にならないように一族を離れた。
スーリン
シャオリエの店の娼婦。
くるくる巻き毛のポニーテールが似合う、小柄で可愛らしい少女。
本人曰く、もと女優の卵。
トンツァイ
繁華街の情報屋。
痩せぎすの男。
キンタン
トンツァイの息子。ルイフォンと同い年。
カードゲームが好き。
[斑目一族]
斑目タオロン
よく陽に焼けた浅黒い肌に、意思の強そうな目をした斑目一族の若い衆。
堂々たる体躯に猪突猛進の性格。二十歳過ぎに見える。
斑目一族に非道に反感を抱いているらしいが、逆らうことはできないらしい。
[〈七つの大罪〉]
〈七つの大罪〉
現代の『七つの大罪』(『新・七つの大罪』)を犯す『闇の研究組織』。
知的好奇心に魂を売り渡した研究者を〈悪魔〉と呼ぶ。
〈悪魔〉は〈神〉から名前を貰い、潤沢な資金と絶対の加護、蓄積された門外不出の技術を元に、更なる高みを目指す。代償は体に刻み込まれた『契約』。
〈蝿(ムスカ)〉
〈七つの大罪〉の〈悪魔〉。
ルイフォンの母のことを知っているらしい。
鷹刀一族、特にイーレオに恨みがある。
ミンウェイが、かつて〈ベラドンナ〉と呼ばれていたことを知っていた。
医者で暗殺者。
ホンシュア = 〈蛇(サーペンス)〉?
鷹刀一族に助けを求めるよう、メイシアを唆した女。
仕立て屋と名乗っていた。
[警察隊]
緋扇(ひおうぎ)シュアン
『狂犬』と呼ばれるイカレ警察隊員。三十路手前程度。
ぼさぼさに乱れまくった頭髪、隈のできた血走った目、不健康そうな青白い肌をしている。
凶賊(ダリジィン)の抗争に巻き込まれて家族を失っており、凶賊(ダリジィン)を恨んでいる。
凶賊(ダリジィン)を殲滅すべく、情報を求めて鷹刀一族と手を結んだ。
シュアンの『先輩』
警察隊が鷹刀一族の屋敷に来たとき、メイシアに銃を向けた男。
何かを知っているのではないかとのことで、ハオリュウの権力で身柄を預かった。
斑目一族の?『巨漢』
警察隊に紛れてイーレオの執務室にまで乗り込んできた巨漢。
斑目一族の者?
何かを知っているらしいので拘束した。
===大華王国について===
黒髪黒目の国民の中で、白金の髪、青灰色の瞳を持つ王が治める王国である。
身分制度は、王族(フェイラ)、貴族(シャトーア)、平民(バイスア)、自由民(スーイラ)に分かれている。
また、暴力的な手段によって団結している集団のことを凶賊(ダリジィン)と呼ぶ。彼らは平民(バイスア)や自由民(スーイラ)であるが、貴族(シャトーア)並みの勢力を誇っている。
作品名:第六章 飛翔の羅針図を 作家名:NaN