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ふたり
ふたり
ひとりは寂しいからふたりになろうとする
ふたり
まわりの同世代が次々と結婚すれば焦ってしまい
ふたり
かなり妥協したつもりでも相手もそう思っていたり
ふたり
あまりものに福があるというが
ふたり
やはり余りものは余りもの
ふたり
ひとりふたりと子どもはしっかり出来て
ふたり
そろりそろりと子は育ち家を出て行く
ふたり
めぐり巡ってふたりだけの生活になり
ふたり
つもりつもる不満はお腹の肉となる
ふたり
こまりはてるとまでは行かず
ふたり
となりの夫婦だって似たようなものと言い訳
ふたり
やはり運命だったのだろうと思って納得させる
ふたり
ぽろりと漏らす昔はよかったねのせりふ
おわりはひとり これが人生