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コスモスを見に
毎年見ていた丘のコスモスは今は遠くなって
新たに訪れた用水路沿いに続く花を見ている
記憶の中から色々な風景が浮かんでくるから
前の恋人を思い出しながら歩いているようで
いつの間にか両者の長所と短所を探している
コスモスを見に行く事は毎年の行事のようで
今年はまた違う土地で曇り空の下で見ている
独りの時と二人で見た時とが頭に浮かぶから
晴で暑かった時も小雨で寒かった時もあって
感じる印象が違っていたのを思い出している
刈り終わった稲田がまた緑色に染まっていて
老人たちの恋を見ているような気分にさせる
それは時の流れや老いなどを自覚させるから
その前にコスモスが華やかに咲き誇っていて
命短かし恋せよ乙女の歌詞を口ずさんでいる