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白い花

照れながら君が
そおっとそおっと
すこしずつ開いていく
丸く握られたこぶしから
あなたの大事な物が見えた
少しだけ見えた宝物より
白い指のそのかたちが
強くこころを打って
思わず言葉が出る
そのままでいて

自分で呆れる程
照れを超えて強く
そうしたいと思った
少しだけ見えた宝物ごと
あなたの半開きの手を包む
両手でそおっとそおっと
白い指は見えないけど
流れ込んできたものは
そして流したものは
好きという気持