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藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
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Mothers Talking

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― マーロウ邸のリビングにて

ピッパ 「私たち2人でティータイムってのも、久しぶりだね」

サラ 「そうね。お互いいろいろ忙しかったけど、やっと時間が取れたわね」

(ピッパ、コーヒーを一口飲みます)

ピッパ「うちのフィオナ&ファビね、最近、縄跳び使ったダンスにハマってるの」

サラ 「縄跳びを使ったダンス?」

ピッパ 「そう。『A QUESTION OF HONOUR』っていうナンバーのテンポ速い部分に合わせて縄跳び飛ぶんだけど、双子だから跳ぶタイミングとか速度が全く一緒で、振りのシンクロ度が高いわけ!」

サラ 「ええっ、すご〜い!!フィオナ&ファビのダンス、さぞかわいらしいでしょうね」

(サラ、コーヒーを一口飲みます)

ピッパ 「うん、バッチリかわいいよ。それにね、サビは縄跳び全然使わないで、変なウエーブみたいな踊りするの。それがいつもウケる(思い出し大笑)。あの子ら、縄跳びダンスがあまりに楽しいもんだから、ついには『マミィもダディとやってみたら〜?』なんて言い出してねぇ(笑)」

サラ 「ヒューゴとピッパの縄跳びダンス!?」

(サラ、縄跳びダンスをする彼らの姿を想像します)

ピッパ 「そう。私そういうの割と好きだから、実際にオファーしたの、ヒューゴに。そしたら、『俺は絶対やらねえ!』って一蹴されたw」

サラ 「あはは、そうよね!縄跳びはヒューゴのイメージに合ってるとは言えないわねぇ」

ピッパ 「まぁ本人も『縄跳び自体俺のイメージに合わねえし、何よりプライベートを切り売りしたくない』って言ってたし」

(ピッパ、ヨーグルトを掛けたメープルグラノーラを一口食べます)

サラ 「ヒューゴはどちらかというと『謎多き人』のイメージが強いから、身内の姿をあまり表に出したがらないタイプなのね」

(サラ、ヨーグルトを掛けたメープルグラノーラを一口食べます)

ピッパ 「うん、割とそうだね。あと、フィオナ&ファビのほうもヒューゴの名前を絶対出さない。2人が言うには、『私たちのアクティビティーに、ダディは関係ないから』だって。でも彼、時々子どもたちの練習風景をほほ笑んで見てるよ」

サラ 「それぞれキャラが際立っててゆかいな家族ね、マーロウ家は」

ピッパ「ふふん。あ、そうそう、うちの子たち、『縄跳びダンスでスティーブとコラボしたいね〜』って言い出したのね」

サラ 「ええっ、スティーブも一緒に縄跳びダンスを!?」

ピッパ 「ううん、違う。あの子らが使ってる曲って、途中でエレキが入るでしょ?」

サラ 「ええ、入るわ」

ピッパ 「それで、2人が踊るバックで彼にエレキを弾いてもらいたいってわけよ!」

サラ 「スティーブ本人が快諾するかは分からないけど、第二世代(セカンドジェネレーション)同士のコラボって面白そうね」

ピッパ 「でしょ〜?」

サラ 「LB以外の人と活動するのも、何かしらあの子にプラスになりそうだし。そういったパフォーマンス、私も見たくなってきちゃった」

(サラとピッパ、コーヒーを一口飲みます)
作品名:Mothers Talking 作家名:藍城 舞美