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もやもや病 11

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101 講演会

講演の内容は、映像も音声も、撮らないようにと言うのがこういう講演会のお約束

ご本人の先生の居ないところで、その日のその時間の内容が一人で動いていくのは問題があるということじゃないのかな?と勝手に思っている

会員の中には、京都まで行けないのでビデオを撮って欲しいという声もあるが、聞くまでもなく、お断りをし、昨日の司会の中でも、そのお断りは会場のみんなに伝えられた

会報には報告が載るだろうけれど
時代が進んでも、会場に足を運ぶ人と、家にいながらそれを見ることが出来るということとは同じにはならない

じゃあ、ちゃんとメモを取るようにというところだけれど、頭が追いついていかなくて、昔は取ったようなメモも、今はとても無理・・・
少し前、20年も前の自分のワープロ打ちの会議の報告を見たとき、よくこんなふうにまとめられたものだと、自分で感心してしまった^^;

最も今は、若い役員の人は、ノートパソコンで同時に打ち込むのがすごいと思うけれど

産婦人科の先生の、もやもや病にまつわる報告など今までに聞いたことがなく
この先生も又、とても素敵な優しい眼差しの先生だった^^

もやもや病の患者さんでも、当然、結婚も出産も出来る
けれど、出産の時には、多くの産科の先生が、もやもや病を知らない上に、怖がるので
普通分娩は考えずに帝王切開にしようと、いうことが多い

それにしても何にしても、計画出産であること
脳外科医と麻酔科医と産婦人科医がそろっている大きな病院で受診しながら出産の日を迎えることが条件ではある

その中で昨日伺った話
少し考えればわかることだったかもしれないけれど

人間の身体は、自然治癒力がある(きっと動物みんなだと思うけれど)

帝王切開で傷を付けると、その傷を治そうとして、血液がどろどろに固まるようになるのだという
傷があれば血を固めて治そうというのは自然のこと
その傷の所だけがそうなるのではなく、身体の血液がそうなるわけで、あれほど血液がサラサラになっていないと、脳梗塞脳出血につながると気をつけているのに、帝王切開はそこのところが危ない
それで先生のお話では、硬膜外無痛分娩をしているということだった

いきむことが危ないので、帝王切開と言ってきていたけれど、硬膜外麻酔を用いた経膣分娩をと言うお話しだった

以前、本人達が集まる交流会で1番目の子どもは計画出産だったけど、2番目の子どもは、そんなに考えないまま産んだけど、大丈夫だったから、みんなも赤ちゃんどんどん産んで大丈夫だったよ、と言った方が居て、困ったなあと思ったし、そんな簡単に考えないでと言ったけれど・・・

私は自分が重症妊娠悪阻だったことがあって、つわりの時の血液の水分が減るという怖さもあるので、点滴治療なりきちんと病院に行かないといけないなどと言う話も伺った

もやもや病のことを話して下さる産婦人科の先生は初めてだったので、これもまた電話相談などに役に立つ内容だった、ありがたい

作品名:もやもや病 11 作家名:とことん