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もやもや病 6

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53 親戚の中の孤独

子どもの頃の次男のように、冠婚葬祭の席で、その年齢に合わないことをされることが親戚には納得いかない場合もあるらしくて
何人かの人に、この子は連れてこないようにと言われてショックを受けたという人が居た…

病気のことでショックを受けた後天的な病気の子どもの親たちの思い、悲しく重い…

こんなはずじゃなかったという思いを一番感じている親たちに、あまりの仕打ち…

私の次姉の所は女の子が2人で、私の直接の姪はこの2人だけ
娘は家に居て女の子が1人と言うこと、従姉妹の家に遊びに行ったこともある、泊まりがけで
従姉妹は娘の兄2人と同い年で

次姉の家まで私が送って行っておいてくる、そんな夏休みも何回か有った
行くときには次男ももちろん連れて行くわけで…

次姉に電話連絡の時に言われた…
○○(次男)はお断りよ…

なにかの時に言われた
私バカは嫌いだから…

実家の母は母で私は詳しいことを言わなかったけれど
この人に何を説明しても仕方がないと思っていたから…
その実家の母が言った
思ったほどのバカじゃなくて良かったね…

きっと本心なんだ…そう、思ったほどのバカじゃなかったから…言葉をきれいにとか、言われたものの身になってとか、そう思うことは無い人だから…

実の親や姉にそういわれても、別にかまわないさと思いながら、こうして覚えてしまっていることを、母や姉は知らないと思う…そんなものだろう

そしてこんなこと忘れてあげなくちゃいけないのだろうと思うけど

これを、姑に言われる嫁の多いこと
あなたが妊娠中にタバコを吸ったからじゃないの?とか
食生活が悪かったんじゃないの?とか
家にはこういう病気の人は居ないから…とか

食生活が問題なら、家族みんなが病気になるはずでしょう…
タバコが原因とか、何もわかっていないから、難病なんです
そう言ってやりなさいって、一緒に怒ってあげるしかない
夫は、仕事関係の同じような年齢の人がばたばた脳梗塞になったからと、MRIを撮ってもらったことがあった
いくつか小さい脳梗塞が見つかった…
この年齢だったら、このくらいは良くあることだし、特に問題を起こすような場所の脳梗塞ではないので、治療とか心配とか要りません…
そういう主治医の説明に、ホッ・・・の夫

子どもの病気がわかってから、何年かして、親の病気が見つかったという人が結構増えている
発症年齢が、0才の赤ちゃんから60,70まであるという病気
いつ発症するかわからずに、症状も十人十色で、病気のパターンが決まっていない…
若い患者は、この先がどうなっていくのかという見込みがつかない不安の中にいる

やることはやったという思いの中で、私はこのままで居られると思っているし
次男がずっと元気でいてくれると信じてる
言霊って有ると思うから

そう、脳天気に笑っていたら、笑顔の好きな神さんが寄ってきてくれるかも、泣き顔していたら、泣いた顔の好きな神さんが寄ってくるかも…

だから笑顔で居たいよね
私はいつもそう言ってる

作品名:もやもや病 6 作家名:とことん