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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「新恋愛病院・不倫病棟」 第十七話

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里紗は森岡を人間として成長していても、男としては未熟なんだと感じていた。

「私の元夫は一流企業に勤めていて、もちろん転勤とか出張とかがあったの。自分の給料で十分暮らせるから仕事を辞めて家に居て欲しいといったわ。私たちは恋愛結婚で、初めての時彼はもじもじしていたから私がアレを握って中に入れさせた。森岡さんの奥さんと同じね。彼も童貞だったの。頭のいい人っておおむねそうね。セックスも入れて出すだけ・・・元カレが激しい人だったので何だか物足りなくて。そういう気持ちも離婚した理由にあったのかも知れないの。もちろん男として未熟でも元夫は人間としてはいい面もたくさんあった。この仕事が見つけられなかったら後悔していたかも知れないけど、女だって性欲は満たしたいのよ、分かります?」

「別れた妻もボクが性欲を十分に満たしてやらなかったということが原因になっていると?」

「それは解らないけど、女として満足していれば妊娠が出来たのかも知れないし、感情的に好きという気持ちが強くなって、たとえ妊娠できなくても離婚するという気持ちにはならなかったって思えるのよね。言い方がきついけど」

「今となってはやり直すことさえ不可能になってしまったので残念です。好きになった彼女ももう会えないし・・・男としての人生は何だったのかって泣きたくなります」

「あらあら、そんなふうに考えちゃダメ。まずは本当に身体的にEDなのかどうかということを調べるから、まずシャワーを浴びてきてください」

「シャワーを浴びろって・・・何をするんですか?」

「セックスよ」

「本当にですか?里紗さんと?」

「私ではご不満ですか?」

「いえ、信じられないって思ったので。すぐに浴びてきます」

森岡は信じられないような表情でシャワーを浴びてバスタオル姿でベッドへ戻って来た。里紗が正面に立って首に手を回す。

「私のこと彼女だと思って優しくして・・・」

「里紗さん・・・」

「里紗でいいのよ。本気でね」

「里紗」

力強く抱き締めるとベッドに押し倒されて、里紗はおっぱいを揉まれた。

「森岡さん・・・最初はキスからでしょ?焦っちゃダメ」

「ごめんなさい。キスしたら失礼かと思いました」

「どうして?」

「だって、好き同士でないと出来ないことだと思うので」

「違うわよ。男と女の会話の始まりなの。よろしくねって言う」

「そうだったんですね。いい歳をして恥ずかしいです」

「ううん、年齢に関係なく経験のないことは学べばいいことよ。あなたよりずっと若いけどこちらの経験は豊富なの。これって自慢することじゃないけどね」