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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「新恋愛病院・不倫病棟」 第十五話

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美佳に昔はAV女優だったと話せばきっと驚かれるだろう。
そして、何故看護士をしているのかという話まで延々としなくてはいけなくなってしまう、そう早奈枝は思ったので話を断ち切った。

「早奈枝さん聞いてもいいですか?身体のことなんですが」

「構いませんよ。女どうしですから何でもお話しますよ」

「ありがとうございます。じつは・・・同じ歳の友達がご主人とのことで、濡れなくなって痛かったというんです。閉経してから夫としたいという気持ちが無くなってきたのが理由だとか言っていましたが、だとしたら私もそのうちそんな気持ちになれば身体の関係がどうでもよくなってゆくのかと考えさせられました。本当にそうなんでしょうか?」

「夫婦の場合は最初の時のような興奮する気持ちが無いからそうなって行きますね。私は夫に高ぶる気持ちが無くても十分に濡れるんです。それは体を鍛えているからです。筋肉じゃないですよ。それと、常に男性に対して意識を強く感じていると身体は反応するものです。閉経したからと言って濡れなくなるのではないです。その点は安心して良いと思います」

「常に男性を意識する、ですか。つまり、抱かれたいと思っている気持が大切なんだということですね?」

「もちろんいい男に限定ですけどね、ハハハ~」

「それはそうですね。理想的な男性に言いよられたら断れないですよね~
彼はそういうタイプではないのですが、頼れるっていう感じはあります。もし外見が理想のタイプだったらきっと抱かれていましたね。女ってなんだか浅はかなんだと思います」

「いいのよ、浅はかでも。でもね、自分の心に迷いがある時は引き返さないといけないの。ただそれだけ。身体の傷なんてこの年になってつけられたっては思わないけど、心は何歳になっても十代と変わらないから傷付くのよ」

「はい、言われることよく解ります。早奈枝さんが私に彼のことで言われたことは本当の気持ちなんですよね?」

「そうね、女だから男性のように性欲が強くないのかと言えばそうじゃない。誰でもいいから抱いて欲しいと感じる時だってあるのよね。でもそういう時に傍に男がいなかったりする。抱かれたくない時に言いよって来るのよ。だから、お互いのタイミングが合えばすぐに関係が出来ちゃうわよね。いい悪いじゃなくそういうことをするのが男と女なの」