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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「新恋愛病院・不倫病棟」 第三話

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「それは女子も同じだと思います。私も若い女子の相談にのれたらいいなあ~と考えています」

「うん、里紗くんは若い女性からの、それも結婚して性の悩みを抱えている女性への対応に期待するね。自分の離婚が良い体験となっているように思えるからね。早奈枝さんは過去の経験からあらゆる男性の悩みには答えられるって思うから心強いよ」

早奈枝は笑いながら、

「先生、それって有り難いような有り難くないようなお言葉ですよ。そう言えば最近してないから少し鈍っているかも知れません。今夜先生がお相手して戴けるというのはダメですか?」

里紗が間髪入れずに、

「早奈枝さんずるいです。私もお願いしたいですう~」

「キミたちは何を言っているんだ。その美貌と若さで誰でもすぐに落とせるじゃないか。欲求不満なのだったら夜の街に繰り出せばどうなんだ」

「誰でも良いという女はいませんよ。まして私たちはこういうところで働くのですから、逆に一般の人との乱交はご法度だと思います。自分自身を確認するために先生にお願いしているんですよ」

「早奈枝さん、ボクと君たちは身体の関係を結んではいけないんだよ。それはねいくら割り切っているとはいえ毎日顔を合わせているのだから情と言うものが湧くんだよ。人間にはこの情と嫉妬が一番厄介なんだ。悪いけど頼みは聞けないよ」

「情ね~確かにそうかも知れない。そして里紗ちゃんに嫉妬するなんてなると、仕事が出来なくなるから、ここは我慢ね。里紗ちゃん諦めましょう」

里紗は笑いながら、

「ダメ元ですよね~しばらくは先生がくれたアレで満たします」

「何を戴いたの?」

「研究しなさいと言われて・・・男の人の形をした・・・オモチャ」

「なるほど、あなたはそれで十分イケるって思うから励みなさいね。私はどうしようかな」

「早奈枝さんはご主人が居られるじゃないですか!」

「確かにいたわ、ハハハ~」

鉄男には何とも頼りなく聞こえる二人の会話だった。