遅くない、スタートライン 第5部 第2話
「ったく!コイツら今日も漁ってたぞ。めぐたんの口拭いたタオルガーゼの入ったバケツと、詰め替えた粉ミルクの缶!危ないからすぐ取り上げたけど」
その2匹はケージの中でくっついて眠っている。さっき…こむぎの口を見たら、口周りにに粉ミルクがついていた。むぎたもだ。( 一一)
「授乳中は仕方ないわね。そのうちしなくなるでしょ!」
パパは立ち上がって、リビングのパネルモニターで2階のあきとの部屋と和室のめぐたんの様子を見ていた。
「うん。よぉ寝てるぅ!めぐたんは風呂の中で手バシャ足バシャやってご機嫌!あきとは水鉄砲で遊んでやったからさ。こっちもご機嫌!では…」
パパは私の横に座った。
「さて、もう寝よう」と立ち上がったら、悲しそうな顔をした。あ、いかん。
「ウソウソ!なぁに?」今度は私がパパのご機嫌を取った。
めぐたんが産まれる前から、こんな時間取りたくても取れなかったからぁ。この前のめぐたんの2ヶ月健診で【そろそろ、パパかまってやれ】と真理子第2副院長先生から言われた。(#^.^#)
翌朝…パパはご機嫌で仕事にでかけた。1日を上手く回すのには、パパのご機嫌をよくしておくこと!と先輩ママ達からの教えで、私も見習うことにした。
作品名:遅くない、スタートライン 第5部 第2話 作家名:楓 美風