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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「新恋愛病院・不倫病棟」 第一話

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「先生は傍で見ていてくれるのですか?」

「まさか・・・気が散るようなことはしないよ」

「ですよね。じゃあ、里紗ちゃんまずはシャワー浴びようか」

「一緒にですか?」

「そうね、それもいいね」

恥ずかしそうに裸になった里紗を見て、早奈枝は若いということはそれだけで男の欲情をそそるんだと思わされた。自分の年齢で若い男性患者を興奮させることが出来るのだろうか、ちょっと疑問に感じられた。

玉のようにお湯をはじく里紗の肌はあまりに綺麗だ。そっと撫でながら、自分も30代の頃はこんなふうだったと思い出しながら、里紗の顔を見た。

「早奈枝さん・・・母親と同じような年齢だとはとても思えません。私なんかまだまだ女の色気が無いって思わされます」

「ええ?そうなの。お母さんってお幾つ?」

「55歳です」

「ああ、そう、なるほどね。私は結婚が遅かったので息子はまだ二十歳なの。昔の仕事を知られることが嫌だったけど、黙っていてもバレてしまうから帰ったら話そうかと思うの。男の子って母親が仕事とはいえ肌をさらけ出していることには抵抗があるわよね。里紗ちゃんは子供がいないんだよね?」

「私は子供がいません。なのでこれからの治療で子供が絡むことは早奈枝さんにお任せしたいと思います。息子さんには話さない方が良いんじゃないですか?嫌われたらやってゆけなくなりますよ」

「いいのよ、大丈夫。里紗ちゃんも私も仕事でやることだし、誇りを持っているんだから、人に言えないなんておかしいよ。自分の気持ちがぐらつけば家族の思いもぐらつく。お母さんは立派にやっている、そういうことが伝えられればきっと大丈夫」

早奈枝の言葉に里紗は大人の考え方を見た気がした。
この人となら自分もやってゆけるという思いが湧いてきた。
不思議なものだ。早奈枝への思いが女の思いに火をつけた。シャワーを止めて、二人は抱き合った。キスをする・・・

「あ~早奈枝さん・・・こういうことなんですね、先生が言った気持ちを強くするということが身体を燃えさせるという・・・」

「そうね、あなたは感じやすい体質だと思うわ。こんな事したらすぐに濡れるんじゃない?」

早奈枝は背中から指を這わせるように秘密の場所へ忍び込ませた。