ナルの夏休み エピソード0-0
「ネットで見たけど、ひどい貧困に残忍な犯罪が多い。それに社会全体の管理ができていない。宗教家だけが贅沢な生活をしてる。科学技術は私たちの国よりも2世紀も遅れている。たった半世紀でも大きな違いがあるのよ」
「ねえ、みんな聞いて。それをしたいことは、尊重します。ビックブラザーも中東やアフリカを支援しましたが、眠っている資源はそのまま。多くは奴隷商売とか特殊な薬品で生計をたてています。想像以上にひどい環境です」
「でも、私、神様から大事な使命があるの」
「そうですか。わかりました。その国の文化と言葉を学びなさい」
とても私には考えられないこと。こんな良い子が日本列島にいれば、もっと良い社会になるのに。なんだか、とてもおしいきがする。貧困もない社会、とても安定した社会。安定した社会だから心に余裕が生まれる。みんなが優しすぎる。
作品名:ナルの夏休み エピソード0-0 作家名:こーぎープリッド