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遅くない、スタートライン第3部 第4話 10/3更新

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兄貴達…廊下で3人とも大の字にノビていた。初めに雅樹兄貴が足から来てつんのめって、それをみた竜生兄貴や圭吾兄貴も順番につんのめって、大の字になったらしい。ファクトリーマシャは面白いほど、連鎖反応を起こす。兄貴達が大の字にノビたら、ブラザーズの准達もほんと…漫画みたいに【ポテッ】と廊下に倒れて行った。その次に…直人や壮太が俺に寄りかかってきた。俺だって倒れたいのに!コイツらに挟まれて…倒れられなかった。( 一一)

順番に点滴と注射を…真理子第2副院長先生が笑いながら、兄貴達のケツに注射した。点滴は高茂久院長先生と大輔先生が受け持った。補助に入っていた美咲さん・春花さん・久美子さんは3人とため息をついていた。あ、石田先生も来ていて、ガタイ兄貴達をスタッフと共に運搬していた(笑)

俺も寄りかかってきた2人が運ばれて行ってから、一気に体の力が抜けた。その場所で大の字になった。もぉ…このままでこのカッコでエエから、眠りたい!と思った。目を閉じた時に…誰かが呼ぶ声がした。
「パパぁ!」
「パパ!しっかりして」美裕とあっくんだ。

美裕は俺の手を自分のおなかに当てさせて、こう言った。
「モアちゃんがしっかりしなさいって!ライブ中…すごい動いてたよ。パパんときはまたよく動いた」
「モアちゃん…バッコンバッコンっておとがしたよ。パパ」あっくんも言った。
「そっかぁ…じゃ起きなきゃな。あっくん…パパの手引っ張って」
あっくんは足を踏ん張って、俺の両手を引っ張った。美裕にはさせられん!

起き上がった俺は…2人の頭を抱きしめた。
「カッコよかった?」
2人は…うなづきながらこう言った。
「うん!とってもカッコよかった。パパぁ!!」と…