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遅くない、スタートライン 第3部 第3話9/23-3更新

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(7)

俺はそっと後ろから美裕に近づいた。
「あら…酔いは覚めたの?お風呂入る?入れてこようか」美裕は振り向かずに俺に言った。
「……一緒に入りませんか?その坊主は朝まで爆睡だし、美裕ぉ!入ろう…」
俺は後ろから美裕に抱きついた。

「この前一緒に風呂入ったのいつぅ?覚えてる?美裕」
「もぉ…あっくんもいるのに!あっくんが目を覚ましたらどーすんの?マサ君」
ちょっと顔赤くして起こった美裕だけど、口は怒ってるけど顔は怒ってないか。
「わぁってるぅ。ハネムーン以来…それも仲良しもぉ!!先月っぐ」
美裕の手で口を塞がれた俺だ。( 一一)

ま、美裕も同じ気持ちだと思っておこうか。

あっくんを隣のエキストラベッドに寝かせ、あぁ…このスィートルームはダブルベッドの横にエキストラベッドが設置されていた。壁が収納になっていて、手で引っ張ればエキストラベッドが出てくるようになっていた。さすが、高茂久グループ一流ホテル!またエキストラベッドのサイドにパーテーションも立てれるようになっていた。これはすごい!またこのパーテーションは、ダブルベッドのサイドテーブルに起動スイッチがあった。なるほどぉ…
俺と思っていることは同じか?俺は無意識にうなづいたら、美裕に後ろから耳を引っ張られた。

「か、堪忍してぇ。いや…マジここのホテルすごいなって思っただけやん」
俺は美裕の胸に顔をうずめた。もう鼻も引っ張られたりしたらたまったもんじゃない。予防線張らんと!
「あなたの考えていることは、ワタシ…透視できるわ。そっち関係は妙に納得した顔してるもん」
さすが、俺の奥さん( *´艸`)

「正直者のマサ君って言ってくれ」その言葉に美裕は呆れたが、俺の胸に顔をつけて笑いだした。小さい声でな!
「な…俺言うたやろ?俺とおったらいつも笑わせてやるでって」
「うん。もぉ…笑いのツボ押えてるし」また美裕は俺の胸の中で笑った。

スィートルームでの仲良し…横にコブのあっくんはいるが、俺達は静かに仲良しをした。でもこの時間って部屋もそうだけど、その時の雰囲気でも濃密度が違った。薄暗いライトの中で、美裕の感じてる顔や感じてる時に出るボディの癖や…美裕のアクションを俺はいつもより堪能させてもらった。

いつもなら…一度は手で遮られるアクションも、受け入れてくれた。それだけ美裕も感じてるってこと?
俺も俺自身も感度が上がってきて、普段はしないアクションもした。おぉ…仲良しの前に酔っぱらった雅樹兄貴から伝授されたことがる。雅樹兄貴も今日のお泊りにするつもりだったのか…酔った赤い顔で俺に言った。

「子供耳栓をあっくんにさせろと…多少の声は聞こえない!おいは(俺は)立証済みかい(から)」
俺は酔っててもその言葉は忘れなかった。

美裕にはまだ言ってない。あっくんの耳栓の事…言ったらオシリ叩かれるかと思ってたから。でも、言ってもいいかな?俺…マジ仲良ししたかったんだ!!美裕の性格上…家ではムリ!あっくんは自分の部屋があるけど、寝る時は俺達と一緒に寝てるんだ。もうすぐ5歳の子を下の部屋で1人で寝かせられないよ!

美裕…大分ガマンしてる?もう言おうか…
俺は美裕のウェストを両手で支えて抱き起した。美裕の耳元で息を吹きかけながら、耳元でささやいた。
「ホ、ホントなん?マサ君」
「うん。だから…このアクションもさせて!家では絶対できひんし…なぁ美裕ぉ!お願い」
その言葉に、美裕は赤くなりながらも足を開いてくれた。俺は顔を赤くしながら足を開いてくれた美裕の姿にまた、グッときた。もぉ…そこからはあっくんの存在忘れた。存在忘れたぐらい…仲良しに夢中になった。こんな時間欲しかったんだ!

美裕の唇を吸いながら、俺の両手は美裕のボディや美裕自身も愛した。感度が上がった美裕の涙目になり、その涙目の美裕を愛おしいと思った。思ったら…次のアクションに移っていた俺がいた。美裕の涙を唇で吸い、美裕の首筋から肩・乳房までタッチとキスを繰り返し、美裕の腕を軽く引っ張り俺の体の上に乗せ、初めてのバージョンもした。それだけ…この時間が濃厚だったってことだ。美裕も初めてのバージョンに顔を赤くし、でもいつものバージョンと違うから、新鮮だったみたいだ。俺の顔を上から見れたし、俺も手を伸ばし美裕を愛してやった。

前までの俺達なら…聞いて確認したことも、この夜はしなかった。いや…その事すら忘れるぐらい、熱く濃い夜だった。美裕と初めての時も嬉しかったが、今日の夜はそれ以上に嬉しかった。美裕も感度が上がっていることもあるんだけろうが、美裕からのキスやアクションが嬉しかった俺だ。

翌朝…俺達は抱き合ったまま眠っていた。(雅樹兄貴に言われてた。ちゃんとパジャマ着て寝ろ)と…ホント、あの人は…いやここで書くことではない!噂(結婚前)通りの人だった。( *´艸`)