過ぎゆく日々
リーダー
他国のことながら、大統領選挙の一挙一動の報道が連日なされている。
わが国と違い、リーダーを決める選挙に投票ができる。だからその白熱ぶりは理解できるが、なぜ暴動にまで発展するかは国民性の違いだろうか、わからない。
また、常々二大政党制を羨んでいた。わが国のように与党が強すぎては、独裁政治の片鱗が生まれるのではないかという危惧が頭をよぎる。
でも、今回のことで、一つの党がおかしな舵取りをし始めたら、もう一方の党を選べば正しい方向に導いてくれる、そんな理想は夢と散った。力が拮抗しすぎると、国が分断される――思いもよらぬ事態を目の当たりにしたから。
本当に国のことを憂い、国民に寄り添ってくれるリーダーなんて存在するのだろうか。つい、そんな疑問が湧いてしまう。
名も無い立派な人がいて、高名でも尊敬に値しない人がいる、それが世の中というものだろう。
2020.11.12