更新日時:2017-09-10 17:09:22
投稿日時:2017-09-10 16:54:25
よそう……また夢になるといけねぇ
著者の作品紹介
タイトルは古典落語『芝浜』のサゲの台詞です。
落語そのものではありませんが、『芝浜』を取っ掛かりにして、落語家の世界を描いてみました。
『芝浜』をご存じない方のために、蛇足と知りながら……。
棒手振り(行商)の魚屋、勝は無類の酒好き、酒のせいで信用を無くし、長いこと商売を休んでしまう。
女房にせっつかれて渋々出かけた芝の浜で大金の入った財布を拾い、友達を大勢呼んで大酒を食らって寝てしまう。
翌朝、女房に「そんな財布どこにあるんだい? 夢でも見たんじゃないかい?」と諭され、心を入れ替えて酒を断ち、三年後には店を構えるまでになる。
その大晦日、大金を拾ったのは夢ではなかった、役所に届けておいたが持ち主が現れなかったので下がってきている、と明かされる。
女房は「あたしを殴るなり蹴るなりしておくれ」と言うが、すっかり心が入れ替わっている勝は逆に女房に感謝する。
そして「あんたはもう大丈夫、好きなお酒をおあがりよ」と勧められるが……「よそう……また夢になるといけねぇ」
落語そのものではありませんが、『芝浜』を取っ掛かりにして、落語家の世界を描いてみました。
『芝浜』をご存じない方のために、蛇足と知りながら……。
棒手振り(行商)の魚屋、勝は無類の酒好き、酒のせいで信用を無くし、長いこと商売を休んでしまう。
女房にせっつかれて渋々出かけた芝の浜で大金の入った財布を拾い、友達を大勢呼んで大酒を食らって寝てしまう。
翌朝、女房に「そんな財布どこにあるんだい? 夢でも見たんじゃないかい?」と諭され、心を入れ替えて酒を断ち、三年後には店を構えるまでになる。
その大晦日、大金を拾ったのは夢ではなかった、役所に届けておいたが持ち主が現れなかったので下がってきている、と明かされる。
女房は「あたしを殴るなり蹴るなりしておくれ」と言うが、すっかり心が入れ替わっている勝は逆に女房に感謝する。
そして「あんたはもう大丈夫、好きなお酒をおあがりよ」と勧められるが……「よそう……また夢になるといけねぇ」
感想コメント (2)
igudoriさん、落語の世界へようこそ! 抜け出せなくなっても責任は取りませんからね(笑) | ST | 2017-10-12 08:18:17
\(^o^)/~♪落語の楽しみかた広がりました! | igu | 2017-10-11 18:03:52