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田舎の工場での奇想天外な出来事

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第4話:お見合い事件1
 見合い相手が、駆け落ちした事件。
 この工場の周辺は、ほとんどが、農家と商売人の家が、
多く専業サラリーマンは少なく、ほとんどがサラリーマン
との兼業農家であった。
その為、この土地の女の子は、ほとんどが、
都会に出ていくか、地元の大規模農家か、商店の男子と
見合いをして、結婚するケースが多かった。
 そして、近くの商売人の家から、我が工場の大卒、高専卒の
技術屋さんに見合いの話が、たまに、舞い込んでくるのであった。
山下先輩は、既に三回、経験したが、話が合わないので、
お断りしたそうであった。
 そんなある日、北島に見合いの話が、舞い込んだのであった。
 地元の農機具販売店の娘、二十一歳で短大を卒業して、
 自宅で経理をしているとの事だった。
 工場長から、言われた話なので、むげに断れず、
 見合いをする事となった。
 その当日、その娘の父親が、外車で、工場を訪ねてきて、
私を乗せて、近くの高級料亭で、その娘と会う事になった。
その娘の第一印象は、気の強そうな、気位の高そうな感じで
北島の好きなタイプではなかった。
 体型も、私の好きなグラマー系ではなく、
細くて足の短い典型的な日本人体系であった。
 工業長と、北島が、彼女のご両親と、面会して、
ありきたりの会話を始めたのであった。