ケンジとマサコ
「ねえ、いつもそうやって女の子を脱がせて、やっちまったんでしょ?」
「やっちまったって。。。ひどいな。同意の上だよ」
「私から脱ぐのが順番?」
「??いや、そうじゃないけど・・・」
「じゃ、あなたから脱いで見せてよ」
「・・・照れるなぁ~」そう言いながら彼は脱ぎだした。(照れてないじゃないかっ!)
リクエストもしてないのに彼は最後のパンツまで脱ぎ、天井を向いた自分のムスコを隠そうとせず堂々と私の前に出してきた。
(自慢したいんかいっ!)
まあ、自慢するほどのイチモツだけど、性急すぎる。
女はロマンチックを求めるものだ。今更、手遅れかもしれないけど・・。
私も腹をくくった。。。。と、いうか
目の前のイチモツに少し興奮した。
「触ってくれないか?」
素っ裸で私に歩み寄ってくる。
彼の熱い塊が私の手に触れた。
本当に熱を帯びていた・・・・。
私のやる気スイッチの二段目が点火した。。。。はしたない。
私は彼の反った肉魂の尻尾みたいなものをギュッと握った。
もはや、いいなりか・・・・。
弾力のある熱を帯びたオトコの塊が手の中でうねうね動く。
彼とは別人のような性格を持ったアソコはエイリアンのように私に襲いかかろうとしている。
「舐めてくれないか?」
調子に乗ったのかシャワーも浴びてないくせに私に要求する。
「いやっ、臭いもん!」
私は即座に本音が出た。
「ごめん、ごめん、、、シャワー浴びてくるわ。。。」
人がいいのか、彼は素直に従った。
いきなりのホテル、いきなりのチン◯。
そして、さっと目の前から彼はいなくなり一人ベッドに座ったままの私は取り残されたようだった。
大勢の人が降りた後のエレベーターの中のようだ。
静かなBGMが部屋に流れている。
ここはどこ?
私は何をやってるの?
やる気スイッチとは反対のシラケスイッチが入った。
シャワー室の彼は上機嫌で何か歌っている。。。馬鹿っぽく見える。
改めて見たが彼の下着はブリーフだ。。。
こんな下着は嫌い。。。
嫌悪感が走る。
そして、シャワー室のドアを開ける音が聞こえ、彼はまたモロちんで目の前に現れた。
さっきよりギンギンになっている。
「君も浴びてきたら?」
優しそうに言うけど「君も臭いとこ洗ってきたら?」と聞こえる。
失礼なやつだ・・・。
悲しいかな、心裏腹に二重人格、外面のいい私が顔を出す。
「じゃ、私も・・・」
勝手に身体がバスルームへ向かう。
やばいなぁ~。。。
私はシャワーを浴びた。股間に強めのシャワーを当てる。
あんっ!
いけない。自分でやる気スイッチを入れてる。
男とするのは何ヶ月ぶりだろ?
セックスの快感はとっくにマスターしている。
あのイク時の快感は何にも変えられない。。。。
体が勝手に疼いている、、、はしたない身体め。。。。
私がバスルームを出ると、彼はベッドの上でBGMのチャンネルをゴソゴソ変えていた。
そういや、天井からの音楽がいろいろ変わっている。
そして黒人ぽいっしゃがれた声が聞こえて来た。
彼が言った。
「これがいい!ブルース最高!」
たしかにメロディアスなバラード系のブルースは良かった。
この最低か最高なのかわからない夜に、いい歌で男と遊ぶのは悪くない。
私のやる気スイッチにもう一つ点火したようだった。
「こっちにおいで・・・」
今まで以上に甘い言葉で私を彼が誘った。
(おいおい、これからが君の言うロマンチストの始まりか?)
まあ、いいか・・・
その、自慢の熱いもので私を慰めて頂戴。
彼は私が仰向けで彼の横に寝そべると、体を起こしキスをしてきた。
そこでハッと私は聞いてなかったことを聞いた。
「名前は?」
彼はフフンと笑い「いいじゃないか・・」と言った
何がいいのだろう?
私はイク時にちゃんと名前を呼びたいのだ。
も一度「名前は?ちゃんと教えて!」と言った。
彼は私の胸の乳首を舐めながら言った。
「ケ・ン・ジ」
何処にでもある名前だった。
「君は?」
そういや、私も言ってなかった。
「マ・サ・コ」
彼は乳首から唇を離すと顔を向け笑った。
「お互い、昭和の名前だな」
そして、続きを始めた。
乳首から、脇腹。そして、その下にケンジは舌を這わせた。
私の身体の谷底の割れ目を舐めあげるケンジは熱心に顔を上下させた。
私は天井を向いたまま薄く目を閉じ、ブルースを聴いた。
なんとなく、
なんとなく、、、、、
もうネットはやめようかと思った。。。。
「Albert Cummings - Lonely Bed」
https://www.youtube.com/watch?v=S5NPriAa8so