詩⑭
シナリオの1ページ 純情で無垢な僕ら
ただ目の前の人を 好きになってくばかり
何も無くても どこか近所でも良かった僕ら
互いの大切な時間 共にする幸せ
「ずっと一緒」って無意識に心縛る呪文
あっという間の一年の半分に 永遠を感じた
公園で飲まなくなったお酒で乾杯しながら
どこでも良かったんだ 君と二人なら
離れてく君に見てみぬふりした
「大好きだ」って言葉で誤魔化して
僕の手を繋ごうと 照れたあの日の君
可愛くてきれいで 増えてった気持ち
手が離された時 もう掴めない事知った
気が付けばいつも 悲しい顔ばかりさせてた
支えたい気持ちが空回りして
「愛してる」って言葉が負担にさせた
頭駆け巡る 二人の思い出
忘れる事ない 褪せない輝き
願わずにはいられない君の幸せ
別々に歩む道に 置いていく さようなら