それでも太陽は赤く染まる!第19回「タイムオーバー!」
第19回 「タイムオーバー!」
習字の時間がこくこくとせまる中、助手の神山のきつい物言いに耐えていたひとしだったがついに10時の時間をまわってしまい身体の全精魂気が抜けたように観念して神山の歯の小言指導(ありがたいお話し)を結局最後まで聞く事に・・・。
神山、自分のペースを崩さずロボットのようにタンタンと説明を続けて冷めた表情のまま・・・。
神山
「それでは、話しの方長くなってしまいましたが、最後にさらっと磨き方の指だけさせていただきますね。服部さんいつも歯を磨かれるの食べてすぐですか?それとも結構時間置いたりとかしていますか?( ̄д ̄)」
ひとし、もうどうだっていいやと正直に開き直り観念したように・・・。
ひとし
「寝る前に磨いてます。(-_-)」
神山、すでに当然と分かっていたような口調で・・・。
神山
「これだけの汚れを見るかぎりそんな感じでしょうね。( ̄〇 ̄)基本は食べた後すぐか1時間以内に磨いていただくのがベストです。やはり食べ物が歯に挟まったままの時間が長ければ長いほど不潔になってしまいますし、それだけお口の中に細菌が増えやすい状態となってしまうので、なるべくなら食べた後はやく磨くのを意識していただく方が歯石も出来にくくなりますし、虫歯の十分な予防にもなると思います。今、服部さんから聞いた話しでは寝る前だけという事ですけど、何か日中は磨けない理由でもあるんですか?( ̄д ̄)」
ひとし、その言い方に少し反応に困ったような、神山の目を気にしてあたふたと言い訳を考えるように・・・。
ひとし
「あ、あの実は僕の家、最近洗面所に幽霊が出だしてへんな物音まで聞こえて歯磨きに集中できなくて・・・。Σ(゚Д゚)だから寝る前に適当に磨いちゃう感じなんです。」
神山、ほとんど動揺もせず平然とした口調のままきっぱりと・・・。
神山
「そうなんですか!そんなのただのゴキブリかネズミの見間違えとかじゃないんですか!別にコップと水さえあれば歯磨きなんてどこでも出来ますよね。歯ブラシ一本さえ持てば御自分のふとんの中でだって普通に・・・。違いますか?(⊳Д⊲)」
ひとし、神山の強い威圧に押されるように言われるがまま・・・。
ひとし
「は、はい、そうです。(話し通じてるけど、通じない。(>_<)」
神山、相変わらず冷めた表情でたんたんと語るようにだがちょっと強く・・・。
神山
「ご両親の方はその事にかんして何か言ってるんですか!(⊳〇⊲)別に皆さん怖がられている感じがなければ、服部さんの気にしすぎだと思いますし、一度、精神的な病院へ行かれたほうがいいと思いますけど。それとも、もし服部さんに霊感みたいなものがあるとして別に変な危害を加えてくるようでなければ全然放っておけばいいんじゃないですか。詳しいことは知りませんけど私は仮にそんなもの見えたとしても全然気になりませんし、相手にもしませんけど。!(⊳Д⊲)」
ひとし、そんな神山の冷めた言い方に何の言葉も見つけられず・・・。
ひとし
「は、はあ~・・・。(-_-)(そんな感じですね。神経も図太そうですし、おばけの方が怖がって逃げていくかも・・・)」
神山、マイペースに話しを戻して・・・。
神山
「そんな事よりも、このままきちんと磨かなくて歯がぼろぼろになってしまってこの先の長い人生何も食べられなくなる方がよっぽど恐ろしいと思いますよ。おばけは何も食べないからいいでしょうけど。そう思いませんか!!(⊳Д⊲)」
ひとし、一方的に言われるまま、何も言い返せずこくりと無言でうなずくと同時に神山がなにか悟ったように。
神山
「なんか、服部さんすごく回りくどい話し方に聞こえるんですけど、私の言葉にいちいち下手な嘘つかなくていいですからね。磨くの面倒でやってなかったなら、そう言ってくれればいいいですし、私べつに怒りませんから!(⊳Д⊲)」
ひとし、ふいに胸がカッとあつくなり・・・。
ひとし
「(怒ってんじゃん。(>_<)てか本当に僕に霊感あったらどうしてくれるんですか!今の言葉謝罪してくれるんですか。(-_-))」
神山、悪びれた様子もなくたんたんとすぐに話しを切り替えるようにひとしに持っていた歯の模型と歯ブラシを見せつけるように・・・。
神山
「それで歯をみがくときですけど、ただあてもなくゴシゴシこするようなやり方だとかえって歯を痛めてしまうので、この歯と歯茎の間ですね、マッサージするような感じで、隙間から上下に汚れをかきだしてあげるように磨きます。奥歯は特に磨きにくい場所でもあるので裏側まで念入りに行ってください。横向きのブラッシングだけですとよごれもあまり落ちないので。よくテレビなんかでうがい薬のようなもので歯の隙間まできれいにしてくれますとかやってますけど、あんなのは嘘っぱちなので、言い方悪いですけどようはお金儲けですね。楽に済ませられる事なんてありませんので、ちゃんと自分で磨いた方が確実ですね。あと、服部さんおうちのほうでネットとかされてるかどうかわかりませんが、ああいったのもですね、結構誤ったあてにならない情報とかも多いので、あまりむやみやたらとうのみにしないほうがいいです。もう中学生なので自分の意志で自覚できる年齢かとは思いますけど。( ̄〇 ̄)」
神山、だいぶ気力を奪われたように何の反応もないひとしに構わず話しを続けて・・・。
神山
「それから歯の細かい隙間に関しては、やはり歯ブラシだけでは届かない限界な部分がありますので、糸ようじとかでもいいんですけど歯間ブラシやフロスって聞いた事ありますかね。( ̄〇 ̄)ここに一応あるんですけど先っぽにやわらかいはりがねのようなこんなですね、小さなブラシがついていますがこれを歯間ブラシと言います。使い方は御想像されて分かる通り、この歯と歯の間ですね歯茎を傷つけないようにゆっくりと挿入して隙間にたまった汚れをこすって落とすような感じで磨いていきます。これは模型ですから入りやすいですけど、実際はもちろん歯の隙間には人それぞれ個人差がありますし服部さん特に矯正とかもされてなくて歯並びも悪いので入らないところは無理に入れる必要はないです。・・・。ちゃんと聞いててくださいね。( ̄д ̄)」
が時々、心に釘を打ち込むようにひとしがぴくんと反応するのを確認するかのようにそれでもマイペースにしゃべり続ける神山。受付の方からカランと誰かが入ってくる鈴の音が聞こえてきた。
神山
習字の時間がこくこくとせまる中、助手の神山のきつい物言いに耐えていたひとしだったがついに10時の時間をまわってしまい身体の全精魂気が抜けたように観念して神山の歯の小言指導(ありがたいお話し)を結局最後まで聞く事に・・・。
神山、自分のペースを崩さずロボットのようにタンタンと説明を続けて冷めた表情のまま・・・。
神山
「それでは、話しの方長くなってしまいましたが、最後にさらっと磨き方の指だけさせていただきますね。服部さんいつも歯を磨かれるの食べてすぐですか?それとも結構時間置いたりとかしていますか?( ̄д ̄)」
ひとし、もうどうだっていいやと正直に開き直り観念したように・・・。
ひとし
「寝る前に磨いてます。(-_-)」
神山、すでに当然と分かっていたような口調で・・・。
神山
「これだけの汚れを見るかぎりそんな感じでしょうね。( ̄〇 ̄)基本は食べた後すぐか1時間以内に磨いていただくのがベストです。やはり食べ物が歯に挟まったままの時間が長ければ長いほど不潔になってしまいますし、それだけお口の中に細菌が増えやすい状態となってしまうので、なるべくなら食べた後はやく磨くのを意識していただく方が歯石も出来にくくなりますし、虫歯の十分な予防にもなると思います。今、服部さんから聞いた話しでは寝る前だけという事ですけど、何か日中は磨けない理由でもあるんですか?( ̄д ̄)」
ひとし、その言い方に少し反応に困ったような、神山の目を気にしてあたふたと言い訳を考えるように・・・。
ひとし
「あ、あの実は僕の家、最近洗面所に幽霊が出だしてへんな物音まで聞こえて歯磨きに集中できなくて・・・。Σ(゚Д゚)だから寝る前に適当に磨いちゃう感じなんです。」
神山、ほとんど動揺もせず平然とした口調のままきっぱりと・・・。
神山
「そうなんですか!そんなのただのゴキブリかネズミの見間違えとかじゃないんですか!別にコップと水さえあれば歯磨きなんてどこでも出来ますよね。歯ブラシ一本さえ持てば御自分のふとんの中でだって普通に・・・。違いますか?(⊳Д⊲)」
ひとし、神山の強い威圧に押されるように言われるがまま・・・。
ひとし
「は、はい、そうです。(話し通じてるけど、通じない。(>_<)」
神山、相変わらず冷めた表情でたんたんと語るようにだがちょっと強く・・・。
神山
「ご両親の方はその事にかんして何か言ってるんですか!(⊳〇⊲)別に皆さん怖がられている感じがなければ、服部さんの気にしすぎだと思いますし、一度、精神的な病院へ行かれたほうがいいと思いますけど。それとも、もし服部さんに霊感みたいなものがあるとして別に変な危害を加えてくるようでなければ全然放っておけばいいんじゃないですか。詳しいことは知りませんけど私は仮にそんなもの見えたとしても全然気になりませんし、相手にもしませんけど。!(⊳Д⊲)」
ひとし、そんな神山の冷めた言い方に何の言葉も見つけられず・・・。
ひとし
「は、はあ~・・・。(-_-)(そんな感じですね。神経も図太そうですし、おばけの方が怖がって逃げていくかも・・・)」
神山、マイペースに話しを戻して・・・。
神山
「そんな事よりも、このままきちんと磨かなくて歯がぼろぼろになってしまってこの先の長い人生何も食べられなくなる方がよっぽど恐ろしいと思いますよ。おばけは何も食べないからいいでしょうけど。そう思いませんか!!(⊳Д⊲)」
ひとし、一方的に言われるまま、何も言い返せずこくりと無言でうなずくと同時に神山がなにか悟ったように。
神山
「なんか、服部さんすごく回りくどい話し方に聞こえるんですけど、私の言葉にいちいち下手な嘘つかなくていいですからね。磨くの面倒でやってなかったなら、そう言ってくれればいいいですし、私べつに怒りませんから!(⊳Д⊲)」
ひとし、ふいに胸がカッとあつくなり・・・。
ひとし
「(怒ってんじゃん。(>_<)てか本当に僕に霊感あったらどうしてくれるんですか!今の言葉謝罪してくれるんですか。(-_-))」
神山、悪びれた様子もなくたんたんとすぐに話しを切り替えるようにひとしに持っていた歯の模型と歯ブラシを見せつけるように・・・。
神山
「それで歯をみがくときですけど、ただあてもなくゴシゴシこするようなやり方だとかえって歯を痛めてしまうので、この歯と歯茎の間ですね、マッサージするような感じで、隙間から上下に汚れをかきだしてあげるように磨きます。奥歯は特に磨きにくい場所でもあるので裏側まで念入りに行ってください。横向きのブラッシングだけですとよごれもあまり落ちないので。よくテレビなんかでうがい薬のようなもので歯の隙間まできれいにしてくれますとかやってますけど、あんなのは嘘っぱちなので、言い方悪いですけどようはお金儲けですね。楽に済ませられる事なんてありませんので、ちゃんと自分で磨いた方が確実ですね。あと、服部さんおうちのほうでネットとかされてるかどうかわかりませんが、ああいったのもですね、結構誤ったあてにならない情報とかも多いので、あまりむやみやたらとうのみにしないほうがいいです。もう中学生なので自分の意志で自覚できる年齢かとは思いますけど。( ̄〇 ̄)」
神山、だいぶ気力を奪われたように何の反応もないひとしに構わず話しを続けて・・・。
神山
「それから歯の細かい隙間に関しては、やはり歯ブラシだけでは届かない限界な部分がありますので、糸ようじとかでもいいんですけど歯間ブラシやフロスって聞いた事ありますかね。( ̄〇 ̄)ここに一応あるんですけど先っぽにやわらかいはりがねのようなこんなですね、小さなブラシがついていますがこれを歯間ブラシと言います。使い方は御想像されて分かる通り、この歯と歯の間ですね歯茎を傷つけないようにゆっくりと挿入して隙間にたまった汚れをこすって落とすような感じで磨いていきます。これは模型ですから入りやすいですけど、実際はもちろん歯の隙間には人それぞれ個人差がありますし服部さん特に矯正とかもされてなくて歯並びも悪いので入らないところは無理に入れる必要はないです。・・・。ちゃんと聞いててくださいね。( ̄д ̄)」
が時々、心に釘を打ち込むようにひとしがぴくんと反応するのを確認するかのようにそれでもマイペースにしゃべり続ける神山。受付の方からカランと誰かが入ってくる鈴の音が聞こえてきた。
神山
作品名:それでも太陽は赤く染まる!第19回「タイムオーバー!」 作家名:ワタリドリ