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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 私達は街に戻って来た。
 そして街に帰って来て早々、お姉ちゃんが私に抱き着いて来た。
「コロナ〜〜っ! やっぱり私達は最高の姉妹だわ〜〜っ!!」
「だ〜か〜らっ! 一々抱き着くな!! 離れろ!!!」
 私はお姉ちゃんを引き離そうとする。
 確かにお姉ちゃんがいなけりゃ勝てなかったけど、戦いが終わる度に一々抱き着いてくるのは勘弁だ。
 するとそれを視ていたエミルが言って来た。
「うらやましい〜っ、アタシもお姉さん欲しいよ〜〜っ!!」
 エミルは地団太を踏んだ。
 そんなにうらやましいなら変わってあげるわよ、どうぞお願します! だから引き離すの手伝ってください!
 すると私の心を察したのか、センリとレミがお姉ちゃんに言った。
「ルナ、コロナが困ってる…… 古人曰く『過ぎたるは及ばざるが如し』、何事もほどほどが1番」
「そうね、抱き着くのは現実世界でもできるんだから…… 今日は時間あるんでしょう? だったらもう1クエスト行きましょう」
 地獄確定。
 クエストが終わったらリアルで抱き着かれるんだろうな……

 そんな事を思っている時だった。
 私達のメール・フォルダに一通のメールが送られた。
「ん? メール?」
「運営からだね」
 エミルが言う。
 実際お姉ちゃんやレミやセンリ、さらに周囲のユーザー達も同じ反応をしていた。
 私達もメールを開いてみると、そこには冬の特別クエストの詳細が書かれていた。
 フォルダを開いた私達はそれを視た瞬間、目を見開いた。

 その内容とは……