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遅くない、スタートライン 第5章

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第5章(5)

俺をカラかったみぃちゃんには、あれから…

俺は身長は高い!バスケで鍛えた腕もリーチが長い。俺は186センチでみいちゃんは155センチ…どうみても俺の方が優勢!
やってやりましたよ。みぃちゃんの腕を掴むフリして背中から羽交い絞めしてやった。驚いて声を上げたみぃちゃんに、耳元でささやいてやった。

「お姉ちゃんはオシリ叩きだけど、君考えれないん?頭脳的にはヤラれること多いけど、体格的には俺の方が優勢って。ま、初めにシメとかないとな!俺の立場が危ないわ。ほら…謝れよぉ。マサ君ごめんねって」
みぃちゃんは冗談とわかってるみたいで、体震わせて笑ってた。ったく…完全に俺の思考読まれてるてワケ?
「ごめんね…あまりにもマサ君がピッタンコな予想をしてくれるから、おかしくって」
「すみませんね…短絡思考な俺で」ちょっと腕を緩めた。その時だった…今度はみぃちゃんが俺の耳元でささやいた。俺はその言葉で、柄にもなく顔が赤くなった。みぃちゃんは、俺より恋愛テクニック上かぁ?

「本心だよ…じゃなきゃ、羽交い絞めなんてさせないわ。あ、私…小さい頃からお兄ちゃんと空手やってて。樹 美裕!空手3段です。よろしくね」
「す、すんません!許してください…美裕さん」慌てて羽交い絞めした腕を解いた。でも…今度はみぃちゃんが俺の腕を引っ張った。
「私もお姉ちゃん方式でシメていい?マサ君が言うこと利かない時、愛先生とお姉ちゃんでトリプルでシメるわよ。わかった?」
笑顔で言うなよ!そんなこと…でも俺は「はい」としかお返事するしかなかった。

「いい子いい子!ね…もう怒らないから、一緒に生チョコ食べよう。あ、お姉ちゃんには内緒でね」
みぃちゃんは、俺の口にゴディバの生チョコを1個入れた。
「ったく…みぃちゃんかわいい顔して怖いわ。ま、それも愛せるわ…俺」
「ありがとう…マサ君」みぃちゃんは俺の頭を優しくなでた。俺はみぃちゃんのこの手で頭を撫でられるのが好きだった。動かない俺を心配したのか、
「マサ君…どうしたの?」とみぃちゃんが俺の顔を覗き込んだ。

気がついたら…俺はみぃちゃんの唇にキスしてた。断りもなく…でも、みぃちゃんはそんな俺のキスを受け入れてくれた。俺は唇を離してみぃちゃんの頭を胸の中に抱いた。
「ごめん…みぃちゃんの覗き込んだ顔を見たら…止まらなかった」この言葉を言って、俺は自分の耳が赤くなるのがわかった。
「ううん…驚いたけど、嬉しかった」そう言ったみぃちゃんも顔も耳も赤かった。
俺達は…もう次のキスは言葉もなく交わした。何度も…何度も唇を合わせた。そのまま…みぃちゃんを抱きたかったけど、そこはグッと堪えた俺だ。

「もうすぐクリスマスだし、みぃちゃんは冬休みは予定あるの?」
「うーん。特には…なしかな。マサ君はどうするの?」
「俺は年内の〆切ももう終わったんだ。来週に担当に原稿送信したらフリーさ。どっか行かない?」
「うん。いいよ…あ、そう言えばこの前の課題の添削まだ頂いてませんけど?」

俺…忘れてたわけじゃないよ。添削 ( 一一)

「あ、まだ書いてません。後日…パソコンに送信します。もう一度熟読みしたいんだ。樹さんの作品」
「わかりました…お待ちしています。あんまり辛辣なコメントはしないでね。MASATO先生」
「ヘェヘェィ。あ、後でさライン送るよ。どこ行きたいかみぃちゃんも考えてね」
俺はみぃちゃんの頭を軽く腕に抱きしめた。