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藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
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大規模ライブの話

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ヒューゴ 「ところでだ。日本の何とかっていうボーイズグループも、Gバンドが『20万人ライブ』をやったのと全く同じ会場で『22万人ライブ』ってのをやったらしいけどよ、実際には20万人も入らなかったばかりか、会場の5カ所くらいで爆発が起こったそうだ」

スティーブン 「ああ、その話、俺まだ小学生のときだったけど、ちょっと覚えてます。ニュースでやってた」

ジミー 「うん。あれは本当に衝撃的だった。まさか日本で…」

フィル 「さらに悪いことには、それらの爆発で15、6人死んだんだよね…」

スティーブン 「えっ、怖っ……」

ヒューゴ 「大規模ライブってのは、出演者も観客もノリノリで楽しんで、ある意味で平和の象徴イベントだろう?にもかかわらず、あれほどの惨劇が起こって、大勢の人のトラウマをつくっちまった。Gバンドとか俺たちのライブと、彼らのライブと、何が違ったんだろうな……」

フィル 「しかもあれは、僕たちがトロントで、野外ライブを開く本当に直前の出来事だったよね」

ジミー 「自分たちメンバーとスタッフで緊急ミーティングやってさ、もんのすごくもめて、3日ぐらいかかったよね。最終決断出すまでに」

ヒューゴ 「ああ、そうだった。最終的に俺らはトロント、ウォータールー、エドモントンの3カ所でライブを決行した。特にエドモントンの野外ライブにはアメリカとメキシコ、ジャマイカからもバンドを招いて、対バンみたいなことやったり、ジャムセッションしたりしたよな。3カ所とも、何の障害もなく大成功した。俺たち、本当に幸せ者だぜ」

スティーブン 「強いですね、『LOVE BRAVE』は」

フィル 「そう。『BRAVE』、勇敢でありたいからね」
作品名:大規模ライブの話 作家名:藍城 舞美